SOCIAL ACTION.JP
精神保健医療福祉領域や隣接領域の社会課題の多くは、社会や人々に必要な情報が行き届いておらず、正しい知識や理解が不足していることに起因するとされています。
このような社会課題を解決するためには、正しく有益な情報を、社会・世間にしっかり届けることが不可欠です。
「SOCIAL ACTION. JP」では、長年社会課題と対峙し、解決に向けて日々尽力してこられた魅力ある人をフォーカスしてインタビューなどを行い、それを広く発信することで、一人でも多くの人に様々な社会課題の存在や実態を知ってもらい、少しでも課題解決に近づけることを目的としているプロジェクトです。
PSYCHIATRIC ART
精神的な不調や疾患(障害)を抱えることにより、精神科や心療内科といった医療機関にかかっている人は現在国内で600万人を超えています。
このように、精神疾患は決して珍しいものではなく、いつ誰が当事者となっても不思議ではありません。
そして、精神的な不調や疾患(障害)を抱えながらも、自身の経験を感性やインスピレーションに昇華させてアートの創作活動に励んでいるアーティスト(クリエイター)も存在します。
「PSYCHIATRIC ART」は、そのようなアーティストを応援したい、アートの力でスティグマを払拭したいとの想いから立ち上げたプロジェクトです。
独創的かつ素晴らしいその感性と才能を、多くの人に知っていただけたら幸いです。
SILVER RIBBON
脳や心に起因する疾患(精神疾患)を抱える人からは、疾患への理解不足をはじめ、偏見や差別といったことに苦しめられるとの話をよく耳にします。また、偏見や差別の対象は、当事者だけでなく家族にも向けられる場合もあります。
病気そのものの苦しみに加えて、精神疾患(障害)に対する無理解、偏見、差別などは、当事者やその家族の負担を更に増幅させたりします。
それらの是正のために普及啓発活動を推進させ、精神疾患(障害)に対する正しい理解が浸透した社会を実現させることができれば、当事者やその家族が周囲に対し引け目を感じたり、偏見などで苦しんだりする必要がなくなり、当事者やその家族のリカバリーやレジリエンスに寄与することにもつながります。
また、精神科や心療内科への敷居(抵抗感)も低くなり、適切な医療にアクセスしやすくなるという効果も見込まれるものと思います。
そのような好循環を社会にもたらしていくために、シルバーリボンジャパンは様々な普及啓発活動を展開しています。